では最後に、次のようなケースを飛球の法則を用いて解説していきます。理解度をチェックする意味でもぜひ考えてみて下さい。

400ヤードの右ドックレッグのミドルホール。

ティーショットで受講生Mさんの打ったボールは、ターゲット方向より右に高弾道で飛び出し、その後右に曲がりながら230ヤード付近に落ちた。Mさんの平均ヘッドスピードは43m/sである。

この弾道の軌跡を飛球の法則を用いて説明して下さい。

飛球の法則 項目状況
1.ヘッドスピード 平均的なヘッドスピードだと思われる。
2.打点の位置 高弾道なので、スイートスポットのやや上。
3.打ち込み角度 ドライバーの平均的な飛距離なので、アセンディングブロー。
4.クラブヘッド軌道 ボールが右に飛びだしたので、インサイドアウト。
5.フェースの向き ボールが右に曲がったので、オープンフェース。

以上が飛球の法則から分かる事柄です。この法則を理解していれば、ボールの弾道を見るだけでインパクト時のスイングの様子が分かるようになります。

例えばコース上で、ティーショットが右にOBとなった時、「フェースが開いていたから」と判断し暫定球を打ったがまた同じ右にOBになってしまった・・・こんな経験はありませんか?知っていいるのと知らないのとでは、大きく違います。

ぜひ、スクールに参加して飛球の法則を自分のモノにして下さい!